あれから1年です。

みなさん、東日本大震災から今日で1年です。
この、1年はすごく早く終わった気がします。
コムも昨年の夏、岩手の被災地に行って来ました。
そこで、色々なものを見てきました。
下の写真のように、陸に上がってしまった船や、

震災の時から干しっぱなしの洗濯物、あれから一度も開けてない冷蔵庫などなど、
震災によって、ここまで日常が壊れてしまったんだなぁ～と思うものを見てきました。
津波だけでなく、原発事故もあり、岩手まで行くのになるべく内陸を通って行きました。
ボランティアに行くだけでも遠くを通って行かないといけない状況なのだから、
20キロ圏内の人の、家に戻れないじゃないか、という不安や恐怖が
並み大抵のものじゃないことがわかりました。

絆、絆、といいますが被災地で、何十年もかかっても処理できない
がれきの受け入れだってしない人たちがいるのも現実です。
あれだけ、知事が説得しても聞かないで、絆、絆というのは、いかがなものでしょう。
同じ日本国民として少しは、安全ながれきは受け入れてはどうでしょう。
原発事故は、発生しなかった方がいいに決まっていますが、現に、発生してしまったのです。
事故が起きるぐらいなら、原発がなかったほうがよかったといいますが、
地方の若者が、都会に出て、電気が足りなくなって、空洞化した地域に
造って、雇用を生み出して地域を活性化したのも、原発です。
これを、書いたのも原発を擁護するためだけではありません。
コム自身、電気は足りているので、原発はいらないと思っています。
日本の技術を使ったら、いままでの火力発電などと自然エネルギーだけで
切り盛りできると思います。
それでも、原発が欲しい人は、核廃棄物貯蔵施設の周りに家族と一緒に
住めばいいと思います。

今日の読売新聞の編集手帳に、
「時は流れる、という。流れない『時』もある。雪のように降り積もる。
～中略～
雪下ろしをしないと屋根が持たないように、降り積もった時間の"時下ろし"をしなければ日本という国がもたない。」
という箇所がありました。
コムは、まったくその通りだと思います。
数字の上での『時』は流れたと思いますが,
被災者の『時』は、あの時から降り積っているのかもしれません。
世界中とは、言いませんが、同じ日本国民として、"時下ろし"をして、風化させないことだと
思います。

みなさんは、どうでしょう。